2012-01

区切り - 2012.01.10 Tue

届いた年賀状を見ていると、実は読んでますよ、というコメントが添えてあったりして、もう、嬉しいじゃないですか〜。


お話変わって。
仕事仲間の、尊敬措く能わざる酔狂氏が今年で10年になるそうな。

自分がこの業界に足を突っ込んで(道中本業とはとても呼べない、まともに食えない時代ばかりだったけどさあ)これでもう10年近くになる。そりゃ老けます。

こういうヤクザな業界の常で、様々な職場を渡り歩く流浪の人生。おっ、シブく形容できるやないか。


しかし、まあ、中学、高校時代は、新学年の初頭のクラスでの自己紹介でさえ、緊張して何も言えなかった、この自分が、今や数百人相手に平然と、偉っっっそうに物言えるようになるんだから、たいしたもんだと我ながら思う。


ところで。
明日、1つの職場に区切りをつけて去ることになる。5年間働いて、いろんなことを吸収させていただき、自分なりにスキルも積んだつもりで、感謝がいくつあっても足りないのだけれど、まぁ、その、ちょっとしたごにょごにょ、とあって、去る、というのか、追われるというのか、むにゃむにゃ。
これはこれで、1つの区切り。恨み言は言うまい。

そして、この春からは、またちょっと、新たに己のスキルを試してみよう、と今からわくわくしております。
この辺のことは、また折を見て。


酔狂氏に倣って、ちょっと来し方を振り返った次第。
本当にいろんな出会いがあり、数多くの幸運に恵まれて、ここまで来れたなぁ、しみじみ。ご存じのように(知ってる人しか読んでない、と決めつけてかかっている)、本来、極度の人見知りで、新しい出会いなんて、大の苦手なんだけど、こうした出会いで、新しい境地が開けたことも少なくない。こわごわ、としつつ、今年も、新しい出会いを楽しみにしよう。

そんなわけで、読者の皆様、今年も、大いに、精一杯、よろしくお願いいたします。


Happy New Year - 2012.01.01 Sun

皆様、あけましておめでとうございます。
本年も、小ブログをなにとぞよろしくお願いいたします。

なんら、大風呂敷を広げた約束もいたしません。

でもきっと、ようやく、旅日記の新シリーズが始まることでしょう。

乞うご期待。



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I wish you a happy new year - 2011.12.30 Fri

今年もあれこれお世話になりました。
明日で今年の仕事納め。納めたら、そそくさと忘年会に出かけるので、こうしてご挨拶をするのはこれが今年最後かと。

相変わらずの不定期っぷりに、よくぞ今年もおつきあいいただきました。


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それでは、皆様よいお年を。


eclipse - 2011.12.20 Tue

先日、10日に月食が見られたので、庭で眺めてみた。
田舎なもんで、庭から見るだけでも十分に星が見える。




こんな風に。

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天体にさほど興味がなくても、ついつい空を見上げてしまう。
夜空を見てると、雑念が消えていく気がする。


ギリシャ旅日記(14)番外編〜やっぱりヘタレ - 2011.12.04 Sun

書くだけ書いて、ふと思い出したことがあったので、追記してみよう。
アテネのレストランで食事をしていたときのこと。


以前のエントリにも書いたのだが、ギリシャの人は外で食事をするのが好きで、レストランに行くと、中よりも、外の席(テラス、とか豪勢なものではなくて、店によっては単に店の外にテーブルと椅子を並べただけだったり、広場にしか見えない場所にテーブルと椅子を出したり、日本の役人が聞いたら卒倒しそうな環境だ)に案内されることの方が多い。


だから、外にいる野良猫が平気で足元に絡みついてきて、かわいいもんだから、エサ代わりにパンをちぎって渡してみるが、パンごときには見向きもしない。なんて舌の肥えたやつ。


なんてほのぼのした光景。
だけど、当然野良猫だけでなくて、野良人間といいますか、つまり素性の知れん人間がふらふらと現れることも多いわけで、バラの花を持った男だとか、どう見ても百均以下のクオリティしかないおもちゃを持った男だとか、おそらく社会的には虐げられた階層の人間がものを売りに来たりすることもある。


そして、やっと話がアテネのレストランに戻る。

隣のテーブルには、欧米の観光客とおぼしき、割と高齢の夫婦が食事をしている。
妻の方が、ハンドバッグを椅子の背中に引っかけている。
ワインも入ったところで、2人の話は弾み…。

そこに現れる、ちょっとバックパッカー風の若い男。青いシャツを着ている。
このテーブルの隣で、ちょっと立ちどまる。

なんだこいつ。

冷静に考えると、悪事っていうのは、ほんのちょっと、違ったことが引き金になる。

ふっ、と手を伸ばして、このハンドバッグをかっぱらっていっちゃった。

脱兎のごとく逃げる男。


「あ。」

と、しか反応できないのね。こういう場数を踏んでいないから。
我に返って、隣の夫婦に、
「あ、あんたの鞄とられたやないか!あっちたの青いシャツの男や!」とまくし立てる。

夫が、やおら走り出して、その男を追跡する。
こういうときに欧米人は声を出すね、なんと言ってたか分からないけど、とにかく叫んで周囲を巻き込む。

しばらくして、とられたバッグを手に戻ってきた夫。おおお、勇ましい。


ん。待てよ。
こんな高齢のおっさんを走らせて、おまえは悠々とワイン片手に食事か。
おまえこそ、一目散に走っておうべきじゃないのか。


だなんて、冷静になって、客観視すりゃあ、そりゃあ、言えるでしょうよ。
けれどもね、盗難なんて、目の前で見たこともない、ぬるま湯日本人観光客がですよ、いきなり目の前で盗難劇見せられて、犯人を追えますかってんだ。

そんなこともあります。そりゃあ、海外だもの。


ぶー - 2011.11.30 Wed

帰りの電車の中のこと。

鼻に違和感があって、触ってみたら、鼻血が出とる。しかもどばどばと。

鼻血なんて、久しぶりすぎて、一人小さなパニック。ひとまず鞄からティッシュを出したものの(手の届きやすいとこに置くのを励行しといてよかった)、まだ新しい未開封の状態。

片手は鼻を押さえる(いつ血が漏れ出てくるか不安)、片手で開けようにも手が滑ってなかなか開かない。こりゃどうしようもない、ハンカチ取り出してひとまず鼻を押さえる。


幸い隣の席に人はいないし、あんまり見られてはいないんだろうけど、最初に鼻を押さえた手は血まみれ、ハンカチも刀を拭ったかのごとく血まみれ、ただの不審者にしか見えんはず。


えーと、とりあえず止血するのはどんな姿勢やったかいな、とかそんな心のゆとりもなく、とにかく止まるのを待つ。でもこのまま駅で降りるのもみっともないなぁ、あー、服も汚れてるんだろけど、よく考えたら鼻の周りもきっと血まみれだからハンカチ顔から外すと、試合終了直後のボクサーみたいだなぁ、とか気になる周囲の視線。

ズボンとマフラーにちょびっと血がついてたくらいで事なきは得たけれど、さすがに怖くてその日は飲酒も控えた(当然です)。


やれ鼻のかみすぎだ、チョコ食べすぎだ、脳があーだこーだ、はたまたこのスケベがなどとあれこれ言われるものの結局原因は判然としない。

前後不覚 - 2011.11.13 Sun

右と左の区別が苦手なのはすでに述べたとおりで、本当にすでに述べたか確信はないのだけど、まあ別にわざわざ探し出すほどの価値のある情報でもなし、まあとにかく右と左の判断が苦手なのだ。

幼稚園のお遊戯で、「右手と左手が全然区別できてなかった」ことに始まり、いい大人になっても、右に曲がれ、というつもりが「左折」とか言って、まったく気づいていないとか、「はい、ページの右側を見て」が実は左側のつもりだったり。

そういえば、このブログはやたらと漢字が多くてとか、言葉遣いが分かりにくいとか、あれこれと建設的でかつ万人受けするために前向きなコメントをいただいているが、こんな文しか書けないのだから、何も建設しようがない。


まあ、ともかく前に進もう。

あ。
前。

左右だけでなく、「前後」も苦手なことに気づかされてしまった。

仰向けとうつぶせ。
くるぶしとかかと。


この2つの区別があまり得意ではない。

そういえば、「筆圧」という名詞に続く形容詞は何なのか、未だに分からなくて、未だにほったらかしにしている。「圧」なんだから、「高い」と言えば「いやいや、濃いだ」と言われたり「強いだ」と言われたり、異論がありすぎてよく分からないから「筆圧すげえ」と言ってごまかしている。

そもそも、目くじらを立てるほどのコトバでもないしね。



違う違う、前後の話だ。
今回は、意図的に、話をそらしています。
大変鬱陶しいですよね。ですよね。


よく、エスカレーター・エレベーターの区別がつかない人というのはいるみたいなのだが、この区別が分からないという人に出会ったことがない。ちょっと考えれば分かるのだけど、戦場でとっさに「うつぶせ!」と言われて一人だけ「仰向け」になったりしようものなら、上官から何をされることやら…。


こういう、一人で勝手に誤解、というのは、治らないものなんでしょうか…。


危機回避術 - 2011.11.11 Fri

「旅行慣れしている人が選ぶ場所はかなりヤバいが、ヤバい場面には遭遇なさらない」。

なんてことを指摘された。割と前に(「割と」をどのくらいと解釈するかは当事者次第なので、これが「相当」ととられようが、何だろうが、そんなことは知らないのである)。

おれが旅に出ても、無事なのはタイミングの問題なのではないか、という鋭い推察である。
ギリシャは今行けば、、というかストで飛行機が着陸しそうにないし、いや、というか、デモだらけでそれどろこじゃないし、モロッコは爆破テロがあるし、うんぬん。


これをタイミングと言わずして、なんと言おう。

けれども、「タイミング」、とは言ってもらいたくないのである。


階段を歩いている人間に、「階段上がるってどういう感じなの?」って聞いてしまうと、にわかに歩けなくなるのに似ている。あれれ、足はどう動かしてたっけ、何段ずつ足を載せてるんだっけ、なんて自然に行われている動作を意識してやっちゃうと、とたんに動かせなくなる。


これに近いことが起こりはしないか、と危惧しちゃうんだから、やめてくださいよ。


けれども、なんでだろう、と考えさせられる。
かの軽犯罪多発都市マドリッドやバルセロナ、パリやロンドンでも危ない目に遭ったことがない(まあ、バルセロナ、なんかはいろんな人の話を聞かされていて相当びくびくしていたけれど)。
1つには、身なりが大してよろしくないことがあるんだろう。おしゃれさなんて片鱗もないし、荷物は大きなリュック1つ、スーツケースをごろごろと引きずって行動力を下げてもないし、最低限の用心はしてるんだとは思う。


ではなんでだろう。

端的に言えば「ヘタレ」だからと思う。
こう見えて、実際にそう見えて、ヘタレだ。いや、ヘタレのビビリだ。病院怖い、注射怖い…てなもんで。
結局、本能的なヘタレセンサーが反応して、必要以上に危険なところに近寄らないようにしているのかもしれない。

君子危うきを、元々選んでないんですよ。


ギリシャ旅日記(13)完結編〜ギリシャの田舎 - 2011.10.19 Wed

最終回、とかいうが、なんだか途中のプロセスはだいぶんはしょってしまったなぁ。

列車やバスを乗り継いで、かなりの距離を移動し、乗り継ぎで暑いさなか歩き回ったり。


そして、最後の目的地はヴィジッツァという、小さな、小さな田舎の町。


ブログじゃあ、えらく簡単に、ここまでたどり着いているが、やはりここに至るまでには、行き先のよく分からないバス(だいたいバスってのは分かりにくくできてるのだ)を乗り継ぎ乗り継ぎ、やっとたどり着いているのだ。
この乗り継ぎのために、おろおろしているその時は、いらだつし、無情に時間は過ぎていくし、これほど腹の立つものはないのだが、後から振り返ってみると、特に記憶に残っているわけでもなく、一時期な噴火というだけのもののようだ。

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本当に、何の変哲もない、ただの田舎町。
寺院と、家々と、小さな食堂と、バス停を除けば、本当に何もない。


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山道を歩いて(歩くしか交通手段がないのだから)、隣町に行ってみたら、それはそれは美しい、落ち着いたたたずまい。

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こんな小さな町にある、古い家を改装したような宿に滞在し、のんびりと一日を過ごす。


そして、いざアテネに帰ろうとするのだが、まずこの町からのバスが待てど暮らせど来ない。
タクシーと手走っていないから、いつ来るんだ、といらいらしながら(いらいらしちゃあ、いかんのよ。「待てば来る」ときっとソクラテスも言うはずなのだ)。


さらにバスを乗り継ぎ、列車の座席がとれず4時間待ちを余儀なくさせられそうになるのを、駅員にチップをつかませどうにか座席を確保してアテネに帰り、空港では荷物をどこに預けるか分からずうろうろとさ迷い、その間に航空券をどこかに落としてしまうというハプニングもありながら、この旅を終える。


ギリシャ、いい国です。
今、ちょっとどころではなく、経済的には大変なことになり、この小さな、のんびりした国に端を発した経済危機がささやかれてはいるのだけど、でもきっと、本当はそんなことに関わらずに、のんびりと生きていけりゃいいんだ、そんな人たちがいっぱいの、初心者の方には特におすすめしないけれど(そういう方はロンドンとかパリをおすすめします)、なんかちょっと違うところへ行きたいな、という人には本当におすすめの国。

ギリシャ旅日記(12)〜メテオラ - 2011.10.14 Fri

寺院観光を終え、ふもとの街へ。
あまりの眠さに、カフェでコーヒーを飲みつつ惰眠を貪る。やっぱり眠いんですってば。

少し街を歩いてみよう。


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この街で泊まったホテルは街を歩いて適当に見つけたところだったんだが、なんと10畳分くらいのそれは大きな、テラスがついていて、洗濯物は干し放題だし、卓球が2組はできそうだし、なんだったら友だち呼んでバーベキューやったり、芝居の稽古をつけたりしても良さそうなのだ。
実はこれは、ホテルに当日着いた時に、何気なくテラスに出て目にした光景。


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は虫類だとか、虫の大群だとかを見た以外で、つまり、おぞましいものを見たとき以外に、鳥肌が出る、なんて経験はそうそうないが、この光景を目の当たりにしたときには、さすがに鳥肌が立った。

旅はだんだん好奇心が摩耗するというが、たまに好奇心を途中でチャージさせてくれることも、ある。



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